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FUTABA+のあかさたな

FUTABA+京都マルイ店の本と雑貨とそれ以外

10月30日 太陽の匂いのする文章を書いていく* 

「10月30日の日記」

6年1組 山口椿

今日国語の授業で「譲り葉」を学びました。
先生が
「これは昔から教科書に載っている詩です。お家に帰ったら、家族の人に読んでみましょう。」
とおっしゃったので、家に帰って夜ご飯を食べた後、お母さんに読んでみました。

お母さんは「わぁ懐かしい。この詩が好きだったんよ。」と言ってにこにこしていました。

私もこの詩が好きだったので、お母さんと同じ気持ちなのがうれしいです。

私がいつかお母さんになって、私の子供も学校でこの詩を習ったとき、同じ気持ちだといいなぁと思いました。

……………

2015/10/30(金)

今日椿が授業で習ったと言って譲り葉を読んでくれた。
懐かしい。ずっと忘れていたけど改めて聞くとやっぱりよい。

さて、私も何か美しいものを造れているのだろうか。

……………

「ゆずり葉」   河井酔茗(かわいすいめい)

子供たちよ。
これはゆずり葉の木です。
このゆずり葉は
新しい葉が出来ると
入り代わってふるい葉が落ちてしまうのです。

こんなに厚い葉
こんなに大きい葉でも
新しい葉が出来ると無造作に落ちる
新しい葉にいのちをゆずって――。

子供たちよ
お前たちは何をほしがらないでも
すべてのものがお前たちにゆずられるのです。
太陽のめぐるかぎり
ゆずられるものは絶えません。

かがやける大都会も
そっくりお前たちがゆずり受けるのです。
読みきれないほどの書物も
みんなお前たちの手に受け取るのです。
幸福なる子供たちよ
お前たちの手はまだ小さいけれど――。

世のお父さん、お母さんたちは
何一つ持ってゆかない。
みんなお前たちにゆずってゆくために
いのちあるもの、よいもの、美しいものを、
一生懸命に造っています。

今、お前たちは気が付かないけれど
ひとりでにいのちは延びる。
鳥のようにうたい、花のように笑っている間に
気が付いてきます。

そしたら子供たちよ、
もう一度ゆずり葉の木の下に立って
ゆずり葉を見る時が来るでしょう。  (i)

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