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2月26日 終わりなき学びを生きろ 

これからのエリックホッファー

 いや、もっと率直に言おう。いいかげん、嘆き悲しみ、社会や他人のせいにするのはもうコリゴリだ。そいつらが本当に悪いのだとしても、悪者探しと不幸自慢で一生を終えるなんて一寸考えただけでもうウンザリ。大学なんて終わるのならば終わればいい。でも、私たちは終わらない。そして、私たちが愛する研究の営みも終わらない。大学が終わるのが惜しいのならば、終わったあとに、また一から始めたらいい。大事なのは、「廃墟と化した大学を嘆くことではなく、廃墟のあとに、いかなる未来を描くのか」ということだ。



きわめて勇壮で至極まっとうなこんな文章をその前書きに含んだ荒木優太『これからのエリック・ホッファーのために 在野研究者の生と心得』(東京書籍)が入荷したのは一昨日のこと(現在売り切れ中/近日再入荷予定)。

「勉強なんか勝手にやれ。やって、やって、やりまくれ!」という帯文に、読むことと書くことへの強烈なアジテーションに満ちた佐々木中『切りとれ、あの祈る手を』の帯文「取りて読め。筆を執れ。そして革命は起こった。」にも似た力強さすら感じ、はやくも2016年のマイ人文書大賞候補の一冊に。
その一冊で成り立ってしまうのではなく、前後に文脈を作らせ、無限に続く螺旋階段のような書棚をさえ連想させられるのが「良い書物」であると仮定するならば、この一点から広がる世界はどこまでもあると夢想させられてしまう、本当にまっとうな「良い書物」の匂いがする。
本のDJならば、前にホッファー『波止場日記』、後ろには本書にも紹介される谷川健一『独学のすすめ―時代を超えた巨人たち』を置いて繋げたくなる、そんな流れをすんなり「聴かせて」しまうような懐の深さと裾野の広さ。

著者が87年生まれということにもまた驚き、つよく鼓舞されつつ、現在読みすすめ中。


(Y)

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