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3月20日 三月の水 

neko

昨日は午後から京都国立近代美術館へ。閉館前の一時間でコレクション・ギャラリー企画展「写真の〈原点〉再考」、夜はKYOTO EXPERIMENTのプログラム、トリシャ・ブラウン・ダンスカンパニー『Trisha Brown: In Plain Site』を。前者は1月に赤々舎から完全日本語版が出版された世界最初の写真集、ヘンリー・F・トルボット『自然の鉛筆』のテキストを太い幹として、美術館所蔵の写真や作品をその実例として並置し、写真が写真であることの特性とその可能性をあらためて認識させられる展示だった。原点としての過去に対比するように置かれた畠山直哉の作品がまた圧倒的に素晴らしく、立誠シネマではじまったばかりのドキュメンタリー映画『未来をなぞる 写真家・畠山直哉』を観ることを心に決める。事前のプログラムチェックもスケジュール調整も全くしないまま迎えてしまった今年のKYOTO EXPERIMENTは地点もチェルフィッチュも観ることはかなわなかったけれど、当日券で何とか滑り込んだトリシャ・ブラウン・ダンスカンパニーは、考えてみればはじめてお金を払ってまともに見るコンテンポラリー・ダンスで、これはどんなジャンルでもそうだけれどまったく詳しくないしよく分かっていないジャンルのものに触れるときにはとにかく目の前のものをどれだけ誠実に受け止められるか試されるようで、それは心地よい緊張感をもたらしてくれる。向こうからやってくるおもしろさではなくこちらから近づいていくことのおもしろさ。そのジャンルに周波数を合わせる、合う周波を自分なりに捉えるための作業をこそいまは「おもしろい」と言いたい。昼間は暖かくても夜になると強い風が吹いてまだまだ寒い、けれどこれはもう冬の冷たさではないね。と言われた言葉で終わった季節を知る。最近無意識に歌っている鼻歌が決まって"water of march"だと気づいたのは、様々な人が歌うその曲をノンストップで流し続けた3月11日の菊地成孔のラジオを今さらのように聴いたからだった。日記らしい日記。




(Y)

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