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FUTABA+のあかさたな

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1月30日 島之内教会でJulianna Barwick 

島之内教会

お休みをいただいた月曜日。
雨降りしきるなか大阪は心斎橋にある島之内教会まで出かけ、Julianna Barwickのライブを観た。

ディレイやループを自らのボーカルに施し、そのほとんどを声の重なりで構成された彼女の音楽の魅力を言葉で説明することは難しい。ただ、それを聴いて喚起されるイメージは常に強烈だ。たとえばそれは誰も足を踏み入れることができない森の奥深くの木の葉から滴り落ちる雫のようでもあり、たとえばそれは海底から上方を見上げたときに仄見える海上から降り注ぐ光の粒子のようでもある。音楽を聴くことのひとつの醍醐味は、一度もその前に立ったことがないはずの景色、見たはずのない情景が、まるで思い出されるようにして目の前に現れることなのかもしれない。その音世界を体感しながら、そんなことを思わずにいられないのが彼女の音楽だ。

今回初めて行った島之内教会は、予想していたよりも小さく、「教会」と聞いて思い浮かべるようなヨーロッパ的な仰々しさはまるでない簡素でこじんまりとした建物だったけれど、礼拝堂を青白く照らしていた蛍光灯が消え、代わりに暖色の電球がいくつか灯され、Julianna Barwickがそこで歌い始めれば、さっきまで自分が見知っていたのと同じ場所だとは思えないほどに空間全体の印象がみるみる様変わりしていった。そういうこと自体はライブに足を運び、音楽を聴いている経験のなかではあることだけれど、今回のJulianna Barwickと島之内教会のそれは特に強烈で、もともと聖歌隊出身らしいJulianna Barwickが作り出す音楽にとっても、歌われることが常にその中心である教会という空間にとっても、相互に幸せな瞬間だったんじゃないかと思ったり。

何年も前から一度見に行きたいと思いながら見に行けないでままでいる五島列島の教会群への思いもあらためて再確認。
しかし実際行けるのはいつになるやら・・・。

Julianna Barwick - Forever


(Y)

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